
7月11日(金)13時から14時30分まで、呉市立学校合同教頭会の研修会にお招きいただき、「エスキーテニス 平和への願いを込めて」のタイトルで講演を行いました。
これまでは東広島市、広島市内の学校や公民館でお話しさせていただくことはありましたが、今回遂に初めての呉市で、すべての市立小学校、中学校、高等学校の約70名の教頭先生にお話しさせていただける大変貴重な機会をいただきました。
今年は、被爆80年。エスキーテニスだからできること、伝えていかなければいけないことがあると、私たちは考えています。
これまでは、スポーツとしての楽しさを伝えることをメインに普及活動を行ってきましたが、令和4年度から新たな取り組みとして、「体験会と平和学習」をセットにした授業プログラムをご紹介し、「楽しい体験」から平和を学び、広島から全国に発信できる次の世代を育てる「ESCI PEACE PROJECT」の取組を始めました。
呉とエスキーテニスのつながり、エスキーテニスの誕生から現在までの歴史について、考案者の宇野本信と次女長崎まさの2人の被爆体験手記を紹介しながら、考案者のひ孫の宇野本翼さんから、宇野本家に代々語り継がれてきたエスキーテニスに込められた平和への思いや、これまでの「ESCI PEACE PROJECT」の取組について、実際の映像も見ていただきながらお話させていただきました。
広島生まれの生きた平和教材「エスキーテニス」を、学校教育や公民館での生涯学習の場を通じて、多くのみなさんに知っていただきたいと思いますので、授業等のご希望やご不明な点がありましたら、お気軽に連盟事務局までご連絡ください。